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【開催レポート】ヒルクライム徹底攻略2026 Vol.4|理論を実践へ変える「実走トレーニング」の意義

THE BASEで継続開催している「ヒルクライム徹底攻略2026」シリーズ。
これまでのVol.
1〜Vol.3では座学を中心に、フィジカル面や機材面の理論を積み上げてきました。
そして今回のVol.
4からは、いよいよ待望の「実走編」へと突入です。

実際の峠を舞台に、机上では伝えきれない「勾配の変化」や「身体の連動」を確認する、より実践的なプログラムを実施しました。


座学の振り返り:意識を変えるだけで結果が出る「3つの核心」

実走に移る前に、これまでの振り返りとして重要なポイントを再確認しました。これらはハードなトレーニングを積まずとも、「知識として知っているか、意識できているか」だけで、その日のパフォーマンスが大きく変わる核心部分です。

  ①エネルギー・マネジメント(補給の重要性)

登り始めてからではなく、その前にジェルや羊羹などでエネルギーを補給しておくこと。摂取量そのものや、摂取したものがエネルギーに変わるまでのタイムラグを計算に入れるという「意識」一つで、後半の失速を防ぐことができます。

  ②駆動効率の最適化(先読みのギア変速)

勾配がきつくなってから変速するのではなく、その直前に軽くする。逆に勾配が緩む直前には重くする。この「こまめな変速」を意識し、ケイデンス(60~80rpm目安)を維持するだけで、筋肉への局所的なダメージが抑えられ、結果的に最後まで破綻せずに、持っている能力を最大限発揮できるようになります。

  ③バイオメカニクスの理解(重心の適正化)

勾配がきつい場面では「こぶし一個分前(目安)」に座るイメージを持つこと。 重心位置をわずかに補正するだけで、登坂に最適なペダリング効率を即座に引き出すことが可能です。


実走セッション:主要フィールドでの課題抽出

朝のブリーフィング後は、今回のメインテーマである実走トレーニングへ。
特性の異なる2つのフィールドを舞台に、
理論の落とし込みを行いました。

  • 大垂水峠:ペース・マネジメントと集団走行

目標タイムに合わせた「一定ペース」での走行を実践。 序盤に追い込みすぎず、最後まで出力をコントロールする技術を学びました。
また、3〜4人の班で車間距離を保つドラフティングも経験。
集団の力を活用することによる恩恵を、実走を通じて肌で感じていただきました。

  • 城山湖:緩斜面での「踏み切り」

多くのライダーが休んでしまう緩斜面こそ、タイムを縮めるポイントです。 斜度が緩む直前に変速し、負荷を抜かずにパワーを維持して加速する。
この「攻めの意識」が、実戦での大きな差に繋がります。


【実走フィードバック】技術でタイムを削るための「改善の余地」

実際に皆さんの走りを拝見して感じたのは、「できているつもりでも、まだ伸び代がある」という点です。
特に以下の2点は、
今後の反復練習でぜひ習得していただきたいポイントです。

  ①変速回数の圧倒的な不足

勾配やスピードの変化に対し、変速が追いついていないケースが多く見受けられました。
よりこまめにギアを選択することで、一定のケイデンスを維持でき、エネルギー効率はもっと高められるはずです。

  ②緩斜面への進入タイミングでのパワーロス

勾配のきつい区間から緩斜面に入った瞬間、無意識にパワーが落ちてしまうロスが発生しやすい傾向にあります。パワーメーターがない場合でも、その瞬間の「ケイデンス変化」に注目してください。もし瞬間的にケイデンスが上がってしまったら、それは変速のタイミングが合っておらず、パワーを維持できていない証拠です。

ヒルクライムでタイムを出すコツは、勾配変化に応じた正確なギア選択とケイデンス調整がはじめの一歩です。トレーニングによって「身体面」を改善するのには時間がかかりますが、こうした「技術面」はコツコツと練習することで確実に習得が可能です。


今後に向けて

THE BASEでは、トレーニングの進捗確認、機材のカスタマイズに関するご相談も随時受け付けております。「今年こそは目標タイムを達成したい」そんな想いを、サイエンスとパッションの両面から全力でサポートいたします。


🚀 次回イベントのお知らせ

「ヒルクライム徹底攻略2026 Vol.5:富士スバルライン実走&攻略アドバイス会」 📅 5月3日(日)開催

本番と同じ環境で、今回見えた「変速のタイミング」や「緩斜面の攻略」を繰り返し練習できる絶好の機会です。目標達成に向けた大きな一歩として、ぜひご参加ください!
イベント詳細及び参加申し込みは「ちりりん」よりお願いいたします。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また次回、富士の麓でお会いしましょう!🔥🚴‍♂️